ユニクロにおいて、冬を代表する商品といえば、ヒートテックインナー。
発熱機能や保温性、吸湿・放湿機能に優れた機能性インナーとして、多くの支持を得ています。
また、ヒートテックインナーには、「定番」「極暖」「超極暖」の3種類があり、それぞれで性能はもちろんのこと、用途が大きく異なることをご存じでしょうか?
「え?単純に暖かいもののほうが、いいに決まってるじゃん!」「値段が高い=上位互換でしょ?」と、軽い気持ちで選ぶと、買った後で後悔することになるかもしれません。
今回は3種類あるヒートテックインナーの違いや、おすすめの着用シーン、値上げが決まった今期商品のアップデートポイントをご紹介します。
こんな方におすすめ
- ユニクロのメンズヒートテックインナーの違いを知りたい
- それぞれの最適な着用シーンを知りたい
- 値上げ後の価格やアップデートポイントを知りたい
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ユニクロのヒートテックインナーとは
ユニクロのヒートテックインナーは、繊維の権威である東レ株式会社との共同開発商品。
メンズヒートテック9つの機能
- 吸湿発熱
- 保温
- 吸湿・放湿
- ストレッチ
- 形状保持
- 風合い
- 抗菌防臭
- 消臭
- 吸汗速乾
こうした、寒い冬を快適に過ごすために必要不可欠な機能を兼ね備えた肌着です。
その秘密は体から発せられる水蒸気を、熱に変える特殊な繊維。薄いのにしっかり暖かいので、重ね着によるごわつきや着ぶくれも解消してくれます。従来の「寒いから厚着をする」という常識を覆した、まさに革新的といっても過言ではないインナーです。
3種類のメンズヒートテックインナー
ヒートテックインナーには「定番」「極暖」「超極暖」3つの種類があり、それぞれの種類により、着用すべきシーンや用途が異なります。
3種類あるヒートテックインナー
- ヒートテックインナー
- 極暖ヒートテックインナー
- 超極暖ヒートテックインナー
それぞれの違いを見ていきましょう。
ヒートテックインナーの特徴
実は2003年から販売されていた、定番のヒートテック。ロングセラー商品ながら、毎年進化を繰り返し、他社でも後発の類似商品が多数販売される中、現在も多くの愛用者に親しまれています。
3種類ありヒートテックのうち、暖かさは最も控えめになりますが、最大の特徴はその着心地のよさ。
肌触りが非常に滑らかで、なおかつストレッチ性に優れていることから、着用時のストレスを全く感じません。
生地は薄いのにしっかり温かく、ドライ(吸汗速乾)機能も備わっているので、運動時のインナーとしても重宝します。外着に響きにくい点も特徴のひとつと言えるでしょう。
丸首やVネックはもちろんのこと、タートルネックやタイツ、半袖といった型のバリエーションが豊かであるのもありがたいところです。
おすすめの着用シーンは主に室内での着用やちょっとそこまで、くらいの外出時で、ユニクロ公式の想定着用気温は5℃から20℃程度。少し肌寒くなってきたなーと感じる秋口から、冬なら室内で過ごす休日やオフィスワーク時にオススメです。
価格はいずれも990円(税込)と、3種類の中では最も安価かつ、値上げもされていません。
極暖ヒートテックインナーの特徴
定番のヒートテックインナーの約1.5倍温かいとされているのが、この極暖ヒートテックインナー。最も人気のあるヒートテックです。
2021年からヒートテックコットンという素材に代わり、肌面が綿100%に。やさしく包み込まれるような肌触りで、気持ち良く着用出来るほか、チラ見せしてレイヤードアイテムとしても使えます。
2022年モデルからは消臭機能付きにアップデート。より普段使いがしやすい仕様に進化しています。
ラインナップは丸首やVネック、タイツがありますが、タートルネックがないのは残念。以前はあったのですが、生産されなくなってしまったようです……。ぜひ再販を検討して欲しいところですね。
一方で、凸凹のある表面感でインナーっぽく見えない「ワッフル」タイプが新登場。「表はワッフル生地でカジュアル感があり、レイヤードにも使いやすい」という商品説明がありますが、これを作るならタートルネックを作って欲しい気が……。
極暖ヒートテックインナーのおすすめの着用シーンは、寒い日や冬の外出時で、ユニクロ公式の想定着用気温は-5℃~15℃程度。外出はするけどそこまで長時間ではない、または室内と外を行ったり来たりする日などにオススメです。
2022年モデルより、価格が1500円→1990円に変更。一番人気のヒートテックであるものの、強気の値上げに少し足踏みしてしまう人は多いかもしれません。
超極暖ヒートテックインナー
3種類あるヒートテックの中で最も温かいのがこの「超極暖ヒートテックインナー」。通常のヒートテックインナーの約2.25倍(極暖の1.5倍)という驚異の数値は、まさに「超」の名にふさわしい発熱機能を誇ります。
肌面が起毛しているので、着た瞬間から暖かさを実感でき、2022年モデルからは消臭機能やストレッチ性が加わり、さらに着心地良くアップデート。過去の同一商品とは別物と言っていいほど、進化しています。
厚みのある素材で、Tシャツやスウェットのように一枚着としても使えるという商品説明の通り、身幅をやや広く、袖は10分袖に仕様変更。カラーバリエーションも全6色と、もはやインナーというより「すごく暖かいTシャツ」と表現したほうが適切かもしれません。
ラインナップは丸首、タートルネック、タイツの3種と、他のモデルと比べて少なめ。ここは例年と変わらないようです。
超極暖ヒートテックインナーのおすすめの着用シーンは、特に寒い日や終日屋外で過ごす日。ユニクロ公式の想定着用気温は‐20℃~10℃程度となっています。冷え込みが厳しいと感じる際や、スポーツ観戦などで長時間室内へ移動できない際の着用がおすすめです。
2022年モデルより、価格が1990円から2990円に変更と、1000円の値上げを断行。機能面で言えば、このくらいの価格は妥当と言えば妥当ですが、インナーが1枚3000円とは、超強気に打って出たなぁという印象です。チラシ日の値下げに期待しましょう……。
個人的なおすすめは定番のヒートテックインナー
それぞれの違いが分かった上で、個人的に特におすすめしたいのは、定番の「ヒートテックインナー」です。
990円という価格はもちろんのこと、ポイントはやはり着心地の良さ。抜群のストレッチ性に加え、生地にはしっとりとした肌ざわりの成分が練り込まれており、なおかつ軽量と、約20年に及ぶ販売の中でアップデートを繰り返してきた歴史は伊達ではありません。冬用肌着の完成形と言っても過言ではないと、筆者は感じます。
とはいえ、これはもちろん、筆者の生活環境が室内で過ごすことが多い為、というのが前提です。外出時は普通に極暖を着ています。笑
前述の通り、型ごとで適切な着用シーンが大きく異なるので、自身の生活スタイルに合った1枚を選ぶことが重要です。
メンズヒートテックインナー型ごとの違いまとめ
特徴 | おすすめの着用シーン | 組成表示 | |
ヒートテック |
|
| 39% ポリエステル 32% アクリル 21% レーヨン 8% ポリウレタン |
極暖ヒートテック |
|
| 52% 綿 41% アクリル 7% ポリウレタン |
超極暖ヒートテック |
|
| 41% アクリル 32% ポリエステル 20% レーヨン 7% ポリウレタン |
3種のヒートテックそれぞれの違いを把握して適切な1枚を
ヒートテック、極暖ヒートテック、超極暖ヒートテックはそれぞれ異なる特徴を持っており、単純に暖かさが違うというだけではありません。
仕事もプライベートも室内で過ごすことが多い人が、単純に暖かいからという理由で超極暖ヒートテックを買ってしまうと、おそらく後悔してしまうことになるでしょう。せっかく3000円もしたのに……。
こうなってしまうと、いわゆる「宝の持ち腐れ」状態。そんなミスマッチを防ぐためにも、それぞれの特徴をしっかりと把握したうえで、あなたにとって最適なものを購入するようにしましょう。
ユニクロのヒートテック特集ページはこちらです。
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