ユニクロ、ジーユーと言えばどちらも「株式会社ファーストリテイリング」が運営する、国内トップのアパレルブランド。
ユニクロは流行に左右されない「普遍的なベーシックアイテム」を。
一方ジーユーは流行りを押さえた「流動的なトレンドアイテム」を取り扱うことで差別化を図っています。
そんな両ブランドから販売されている、夏の機能性インナーとして有名なのが「エアリズム」と「スタイルドライ」ですが、インナーの「ベーシック」や「トレンド」ってちょっと想像がつきにくいですよね。一体どのような違いがあるのでしょうか?
今回は「エアリズムメッシュクルーネックT」と「スタイルドライメッシュクルーネックT」を徹底比較していきます!
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「エアリズム」と「スタイルドライ」の機能比較
名前だけ聞くと、どちらも冷感インナーとしてのイメージが湧きますが、まずはそれぞれの基本性能を比較してみましょう。
「エアリズム」の機能
ユニクロ「エアリズム」の機能性は大きく6つ。
エアリズムの機能
- ドライ
- 肌面平滑性
- ストレッチ
- 接触冷感
- 消臭
- 抗菌防臭
汗をかく季節を快適に過ごすために欠かせない機能が備わっており、定価990円という価格ではまず考えられない高機能で高い評価を得ています。
「スタイルドライ」の機能
一方の「スタイルドライ」の機能性は4つ。
スタイルドライの機能
- 吸水速乾
- 接触冷感
- 抗菌防臭
- ストレッチ
定価は690円。いずれもエアリズムと似通った機能が備わっていますが、唯一異なるのは「肌面平滑性」。これは文字通り肌触りが滑らかであるかどうか、という機能です。
生地表面を撮影した写真で比べてみると、どちらの素材感もあまり変わりがないように見えますが、実際に触ってみるとたしかに「エアリズム」のほうはツルツルとした触り心地で、「スタイルドライ」のほうはゴワゴワする感じ。
日常的に着用する分には気になるほどではないですが、比べるとやはり差がありますね。
「エアリズム」と「スタイルドライ」の着用感比較
では、その他の共通している機能についてはどうでしょうか?「エアリズム」と「スタイルドライ」それぞれを着用した感想を述べていきます。
接触冷感を比較
「接触冷感」は文字通り、触った時にヒヤッと感じるかどうか。
肌面から生地への熱の移動量を数値としてあらわした「q-max値」が高ければ高いほど、冷たく感じる性質を持つことになりますが、「スタイルドライ」のq-max値は「0.232 W/cm2(参考値)」であるのに対し、「エアリズム」は「0.255 W/cm2(参考値)」と、若干の差ではありますがエアリズムに軍配が上がる模様。
実際の体感としても、エアリズムのほうがよりひんやりとしているように感じます。暑い夏に、着た瞬間から涼しいと感じられるのは「エアリズム」の方であると言えるでしょう。
ストレッチ性を比較
続いてはストレッチ性。いかに生地が伸縮性に優れており、着用時に動きの妨げが少ないか、がポイントになりますが、HPやパッケージには比較対象となる基準値は特に掲載なし。
ですので、あくまで体感になりますが、実際に引っ張ってみたり、着用して比べてみたところ、両者とも十分にストレッチ性は高く、大きな差は見られませんでした。
どちらともよく伸びて、肌にぴったりとフィット。軽さも含めて、着ているのを忘れてしまうくらいの感覚です。
ただし、サイズ感でいえばスタイルドライが小さめで、エアリズムはややゆったり。ここは好みによるところではありますが、個人的にはエアリズムのサイズ感の方が好きです。
スタイルドライをゆったりめに着たい方は、ワンサイズ上のものを選ぶと良いでしょう。
防臭性を比較
大量に汗をかく季節には、どうしてもそのニオイが気になってしまいますが、エアリズム、スタイルドライ共に「抗菌防臭」機能が備わっています。
これは生地そのものに特殊な加工を行い、菌の繫殖を抑えてくれる、というもの。筆者も独自に、1日中着たものを比較したり、洗濯後に部屋干しをして生乾き臭をチェックしましたが、両者ともにニオイはせず、しっかり防臭されていると感じました。
しかし、ネットの口コミを見ていると、長く使用を続けることで毛細繊維にニオイの元になる菌が溜まってしまい、余計にニオイがきつくなる、という現象も発生する模様。
エアリズムもスタイルドライも、防臭効果が薄れてきたと感じたら買い替え時と判断して良いでしょう。
吸水速乾性(ドライ機能)を比較
機能性インナーとして欠かせないのが、この「吸水速乾性」。大量にかく汗を早く乾かせるのはどちらでしょうか?
それぞれに霧吹きで水を吹きかけて検証してみました。
写真左のグレーがスタイルドライ、右のブラックがエアリズムです。濡らした箇所があまり目立ちませんが、しっかり胸元辺りが水分を含んでいます。
30分後、触ってみるとまだ両方ともに乾ききってはいません。が、やや水分が飛んで、あともう少しと言ったところ。
その後、45分が経過したころには、スタイルドライ、エアリズム共にしっかり乾いていました。
吸水速乾性については、双方にほとんど差はないことが分かりました。
「エアリズム」と「スタイルドライ」のスペック比較
・エアリズムメッシュクルーネックT(半袖)
商品名 | 機能 | 素材 | カラー | 取扱い | 価格(税込) |
エアリズムメッシュクルーネックT (商品番号:448903) | ドライ 肌面平滑性 ストレッチ 接触冷感 消臭 抗菌防臭 | 91% ナイロン 9% ポリウレタン | 00ホワイト 09ブラック | 洗濯機・ネット使用 | 990円 |
・スタイルドライメッシュクルーネックT(半袖)
商品名 | 機能 | 素材 | カラー | 取扱い | 価格(税込) |
スタイルドライメッシュクルーネックT (商品番号:339200) | 吸水速乾 接触冷感 抗菌防臭 ストレッチ | ポリエステル90% ポリウレタン10% | 00ホワイト 02ライトグレー 09ブラック | 「濃色は色落ちする可能性がありますので、他の物とのお洗濯はお避け下さい」の記載あり | 690円 |
展開カラーはスタイルドライの方が1色多いですね。グレーは外着に響きにくいのでオススメです。(筆者もグレーを購入しました。)
また、取扱いに関しても、スタイルドライのほうには注意書きがありましたが、特に気にせず洗濯機でガシガシ洗っています。
そして価格はなんと300円もの差が。価格の優位性はさすがジーユーならではといったところです。
「エアリズム」と「スタイルドライ」の比較まとめ
エアリズムとスタイルドライの機能性を比較しましたが、特に違うと感じたところは「肌面平滑性」と「接触冷感」。
エアリズムのほうがより、着用時にひんやりとした触感があり、肌触り滑らかでより気持ち良く着用することが出来ます。
この2点を重視する方はエアリズムを購入すると良いでしょう。
しかしながら、その他の「吸水速乾性」「ストレッチ性」「防臭性」についてはほとんど違いはありません。なおかつ、スタイルドライには300円の価格優位性があります。
より高機能を求めており、価格を気にしない場合は「エアリズム」。それなりの機能を担保しつつ、価格を少しでも抑えたい場合は「スタイルドライ」といった選び方で良いでしょう。
それぞれの長所、短所を踏まえた上で、ぜひあなたの好みに合った機能性インナーを選んでくださいね!
ユニクロ公式サイトのメンズエアリズムはこちらから。
ジーユー公式サイトのメンズスタイルドライはこちらからどうぞ。
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