4月14日(日)に、白波スタジアムで開催されたJ3第9節、鹿児島ユナイテッドFC vs アスルクラロ沼津の一戦。
試合結果は1‐1のドローに終わりましたが、実はこの日、「ロッカールーム見学&ハイタッチイベント」に抽選で当選し、参加してきました!
なかなか味わえない貴重な体験だったので、現地の雰囲気とともにレポートをお届けします。
■ロッカールーム&ピッチレベル見学 スタンドの景観&ピッチの美しさに感動
イベントの案内によると、当選者はまず「ユナイテッドサポートメンバーズブース」で受付をする必要があるとのこと。
場所はメインスタンド側に設置されたテントです。スタッフに「LivePocket-Ticket-」の当選画面を見せ、端末で読み取ると受付終了。
イベントのパスを受け取れますので、必ず時間までに立ち寄っておくようにしましょう。
イベント開始時間となったところで、テント前に再度集合。クラブスタッフが点呼を行い、撮影可能箇所等の注意事項の説明を受けた後、まず案内されたのはスタジアムの“内側”。
実は筆者は2023年に同様のイベントに当選したことがあったので、ある程度はわかっていたつもりなのですが、ロッカールームを一目見てびっくり。
「……以前と配置が変わってる……?」
そう、どうやら今年から就任した相馬監督の意向で、ロッカーの配置が変更になったのだとか。詳細については参加してのお楽しみとしますが、その理由についてや、選手ごとのロッカー順の意味など、ここでしか聞けない裏話が盛りだくさん。
チームの一体感を感じさせる工夫の数々に、思わずうなずきながら見入ってしまいました。
ちなみにロッカールーム内は写真撮影不可。しっかりと目と脳に焼き付けておきましょう。
その後、白波スタジアムのピッチへ移動。
選手と同じ目線でスタジアムを見渡す景色は、サポーターにとってまさに“特等席”。目の前に広がるグリーンの芝は、驚くほど整備が行き届いていて、まさに職人の仕事ぶりを実感します。
さらに普段監督や選手が腰かけるベンチにも座らせてもらい、写真撮影もOKという嬉しい体験付きでした。これには思わずにっこり。
選手がウォーミングアップを行うスペースには、「BRAVELY CHALLENGES」と書かれた大きな看板。直訳すると「勇敢なる挑戦」といったところでしょうか。
その下に「Collective」「Hard work」「Effort」「Spectacle」「Thank」とあり、訳すと「集団」「ハードワーク」「努力」「壮観」「感謝」の意。頭文字を取ると「CHEST」となることに気付き、思わずハッとしました。
ここで言う「チェスト」はもちろん「胸」ではなく、鹿児島において「がんばれ!」「いくぞ!」という意味を持つ言葉。こんな細かいところにも鹿児島らしさが盛り込まれているのは素晴らしいの一言。
さらに看板にはバックスタンドで応援するサポーターたちの写真がプリントされており、目にするだけで気持ちが高揚するのが分かります。選手たちはいつも、これを見て気合いを入れなおしているに違いありません。
■選手バスのお出迎え サポーターの熱量を改めて実感
ほどなくすると、スタジアムの外からサポーターたちが歌うチャントが聞こえてきました。いよいよ選手バスのお迎えです。
選手が到着する瞬間を至近距離で見守れるということで、少し緊張しながらもその場に立っていると……
バスから降りてきた選手たちが放つオーラに圧倒されました。これから試合に臨む真剣な顔つきは、テレビやスタンドからは決して見られない迫力を感じました。
しかし、それ以上に驚いたのは、選手を迎えるサポーターたちの“気迫”。
「勝つぞ!」という熱気に満ちていて、まるで自分がこれから試合に出場するかのような気持ちに。時折選手がSNSにこのサポーターのバス待ちのようすをアップしているのを目にしますが、そうしたくなる心境がよくわかります。
こうやって選手とサポーターの距離が近いクラブだからこそ味わえる熱量だと、改めて感じました。
これにて、イベントの前半戦が終了。いったん解散となり、時間を空けて後ほど再度集合となります。
■ウォーミングアップ入場&ハイタッチ 円陣を組む選手たちの闘志あふれる声に圧倒される
イベント後半戦は、最後の目玉となるピッチレベルでのハイタッチ。先述の「BRAVELY CHALLENGE」と書かれた大きな看板のあるスペースに選手たちが現れました。
各々がリラックスした様子で試合前のルーティンをこなしていましたが、円陣を組んで声をかけ合う瞬間には表情が一変。
ピリッとした空気に包まれたその場に、真剣なまなざしと闘志あふれる声が響き渡りました。
その後、選手たちが次々にハイタッチで通過。もっとにこやかでリラックスした雰囲気かと思いきや……その空気感はいい意味で「ガチ」。
対応は選手それぞれではありますが、中にはまっすぐ正面を見据え、あえてサポーターと目を合わせない選手も。しかし、それはそれで良いのです。これから赴くのは、まさに真剣勝負の場なのですから。
写真でお伝え出来ないのは心苦しいところですが、憧れの選手と間近で触れ合うこの瞬間は、スタンドからの観戦とはまた違い、非常に心に残る体験でした。
■【まとめ】サポーターなら一度は体験してほしい、特別な時間
今回の「ロッカールーム見学&ハイタッチイベント」、クラブスタッフの説明によると、実は倍率10倍以上の超・狭き門だったそうです。
まさか自分が当たるとは……という驚きと同時に、その体験の“特別さ”を肌で実感しました。
はっきり言います。
鹿児島ユナイテッドFCを応援するサポーターなら、一度は絶対に体験してほしいイベントです。
ロッカーやピッチ、選手たちの空気感に直に触れることで、応援する気持ちがもっと深くなる。
そして何より、クラブとファンが一体となって歩んでいることを、心から実感できます。
今回は抽選に外れてしまった方も、どうかめげずに何度でもチャレンジしてみてください。
それだけの価値が、このイベントには詰まっています。
イベントは毎試合ではなく、開催する時としない時があるそうなので、参加募集案内は、クラブ公式Xや公式HPからの案内をご確認ください。