10月4日、白波スタジアムで開催された鹿児島ユナイテッドFC vs 栃木シティ戦。
自動昇格枠を争う両チームの激突となった今節は、雨上がりの蒸し暑い空気の中でありながらも、来場者数は9600人超。
ピッチに熱気が漂う中、スタジアムグルメ(スタグル)エリアも大盛況でした。
今回は、そんな中から3品をご紹介します。
味の長老 やぶ金「冷やしうどん(750円)」
創業昭和27年、桜島フェリーうどんとして知られる老舗「やぶ金」。
枕崎産鰹節と北海道産昆布の一番出汁が効いた、鹿児島の定番うどんが、夏季限定で冷やしうどんとして提供されています。
麺はコシがあり、つるっと喉ごしも良好。冷たくてももっちり感がしっかりと残り、食べ応え◎。
つゆは濃いめながらも甘みがあり、香ばしさと優しさが共存した味わいです。
トッピングには細かく刻まれたごぼう天と、存在感抜群のさつま揚げ。ごぼう天の甘辛さと、さつま揚げの優しい味わいが絡み合い、箸が止まりません。
透明容器に入っていて持ち運びもしやすく、スタンドで食べるにもぴったりでした。
実はこちら、筆者的には“勝ち飯”に認定しているメニュー。
8月24日の長野戦から食べ続けており、「食べればホーム負けなし」のゲン担ぎとして今回もチョイス。
前節アウェイで首位・八戸に敗れただけに、「ここで勝たなきゃ」という想いを込めていただいたのでした。
おそう菜のお店 うえの屋「あご肉焼き(700円)」
姶良市に店舗を構える「おそう菜のお店 うえの屋」。
地元イベントではおなじみの、鹿児島のソウルフード「あご肉焼き」を提供しています。
あご肉とは、豚のあご・ほほ・こめかみといった部位のことで、鹿児島では昔から親しまれてきた味。
1頭からわずかしか取れない希少部位のため、大変貴重な食材です。
コリコリとした食感ながら、噛むほどに旨味があふれてとってもジューシー。味付けは甘辛ベースで、香ばしく焼き上げられた香りがたまりません。
一口目からしっかりとしたインパクトがあり、ボリュームも十分。
スタジアムで食べる“肉グルメ”として、非常に高い満足感が得られました。
ぶえんもゆかり「たこ焼き風さつま揚げ(650円)」
鹿児島市加治屋町に店舗を構える海鮮居酒屋「ぶえんもゆかり」。
鹿児島ユナイテッドFCの選手もたびたび訪れることで知られ、サポーターたちにとっては“聖地”のような存在です。
そんなぶえんもゆかりのスタグル、「たこ焼き風さつま揚げ」は、スタジアムでも根強い人気を誇る一品。
鹿児島の郷土料理「さつま揚げ」をたこ焼き風にアレンジした、ユニークなメニューです。
外はカリッと、中はふんわり。タコの代わりにさつま揚げを仕込み、たこ焼きソースと鰹節で仕上げられています。
ソースの香ばしさと魚の旨味が絶妙にマッチしており、まさしく“鹿児島流のたこ焼き”。
おやつにも、お酒のおつまみにもピッタリです。
この日はハーフタイム中にいただきましたが、ナイトゲームの照明の下で食べるさつま揚げは格別でした。
試合は完敗……優勝から遠のく結果に
肝心の試合はというと、残念ながら0-3の敗戦。今季初の連敗という苦い結果となりました。
田中パウロ淳一選手やバスケス・バイロン選手、ウタカ選手にヨニッチ選手……と、タレント揃いの栃木シティ相手に、立ち上がりから圧倒される展開。
ホーム白波スタジアムの熱気はいつも通りでしたが、最後まで流れをつかみきれませんでした。
優勝、自動昇格戦線から一歩退く形となりましたが、シーズンは残り8試合。まだまだ何が起きるかわかりません。
次のホームゲームは10月18日。いつも以上に気合いを入れつつ、スタグルをしっかり食べて応援したいと思います!
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