9月20日、白波スタジアムで行われた 鹿児島ユナイテッドFC vs テゲバジャーロ宮崎の一戦。
両県から多くのサポーターが集結した「南九州ダービー」は、試合前から熱気に包まれていました。
ピッチ上の戦いだけでなく、スタジアムグルメ(スタグル)もダービーらしいラインナップ。鹿児島の定番と宮崎からの特別出店が並ぶ、グルメの共演を堪能してきました。
鹿児島の定番おやつ「ぢゃんぼ餅(平田屋/6個入り500円)」
創業140年を超える老舗「平田屋」の看板商品。鹿児島名物としておなじみの ぢゃんぼ餅が、白波スタジアムには出店されています。
幼少時から鹿児島県民である筆者にとっては、もはや食べ慣れた定番商品ではあるのですが、この日は早くスタジアムに着いたため、ちょっと小腹が空き気味。
ブース周辺に漂う甘いタレの香りに誘われるように、ぢゃんぼ餅をいただくことにしました。
最大のポイントは、なんといっても出来立てを食べられること!注文が入ってから焼いてくれるため、最高の状態のぢゃんぼ餅を楽しむことが出来るのです。
焼きたての餅はもっちもちで、とろけそうなくらい柔らか。香ばしい焼き目が食欲をそそります。甘じょっぱいタレは鹿児島の醤油ならではで、濃厚ながらもクセになる味わい。
6個入りは小腹を満たすのにちょうどよく、試合前のおやつにもピッタリ。鹿児島のご当地グルメとして、アウェイサポーターにおすすめしたい一品です。
宮崎からの特別出店「いちごミルク(いちごポタジェ/400円)」
この日は隣県宮崎とのダービーということもあり、宮崎グルメも3店舗が白波スタジアムに襲来。グルメでもダービーを盛り上げます。
Jリーグサポーターの間では、対戦相手のご当地グルメを食べることは「相手を食う」という意味合いを持ち、試合前は積極的に食べる風習が存在します。
これに乗じてみるのも一興。ということで、まずは宮崎空港近くのいちご園「いちごポタジェ」を攻めてみます。
本来は「いちごスムージー」が評判のようですが、なんとすでに完売。どんだけ人気なんだ……。残っているのが「いちごミルク」のみだったので、そちらを注文してみることに。
カップの底に果肉たっぷりのいちごソース、その上に白いミルクが注がれた二層の見た目はSNS映え間違いなし。
味わいは濃厚ないちごの甘さとフレッシュさの絶妙なバランスがたまりません。蒸し暑さが残る夕方に、すっきりとした爽快感を与えてくれる一杯でした。ぬぬ……なかなかやるではないか……。
炭火の香ばしさが堪らない「宮崎名物もも焼き(わらい鶏/500円)」
宮崎グルメといえば外せないのが 鶏の炭火焼き。今回は「わらい鶏」が出店し、豪快な炎で焼き上げたもも焼きを提供していました。
表面は炭で黒く焼かれ、中はジューシーで弾力のある食感。噛むほどに鶏本来の旨みが広がり、炭火特有のスモーキーな香りが鼻に抜けます。
いや、これは本当においしい。塩加減も絶妙で、一口ごとに「これぞ宮崎!」と感じさせてくれる逸品。
鹿児島のスタジアムで宮崎の本格もも焼きを食べられるのは、まさに南九州ダービーならではの体験でした。
会場の雰囲気とシチュエーション
ぢゃんぼ餅は16時頃に場外で、いちごミルクは17時半にブース前で、もも焼きは18時頃スタンド席でいただきました。
この日は曇り空で日差しは強くなかったものの、午前中の雨の影響もあり、夕方も蒸し暑さが残る気候。
宮崎からは600名以上のサポーターが駆けつけたそうで、来場者数は1万人に迫る勢い。両チームのユニフォーム姿でスタンドはカラフルに染まり、試合前からダービーらしい雰囲気が広がっていました。
試合結果とまとめ
試合は鹿児島ユナイテッドが 2-0で勝利。
後半26分、吉尾虹樹選手の美しいミドルシュートで均衡を破り、終了間際には井堀選手がプロ初ゴールを決めてダメ押し。白波スタジアムは大歓声に包まれました。
鹿児島の定番「ぢゃんぼ餅」、宮崎の特別出店「いちごミルク」と「もも焼き」。
南九州の食とサッカーが交わる一日を、グルメとともに楽しむことができました。スタジアムグルメを味わいながら熱いダービーを見届けられるのも、現地観戦の醍醐味です。
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