2023年9月16日はホーム白波スタジアムでカマタマーレ讃岐と対戦。
本来なら現地に赴いて観戦と行きたかったところですが……家族の体調不良のため、看病をしつつ自宅からDAZNで戦況を見守ることにしました。
この日は招待企画もあり、なんと試合3日前にはチケットが完売に。国体開催の為、かなり座席数が少ない中ですが、それでも異常事態とも言える状況に、サポーターの期待も否が応でも高まる一戦となりました。来場者数は今シーズン最多の6580名だったそうです。
前半33分にセットプレーから失点……
試合が開始すると、序盤から鹿児島がボールを握る展開。大島監督体制となり、ボール保持にはこだわらず、むしろ相手に持たせたうえで、奪って素早く攻撃……という戦い方が主体でしたが、この日はどうも「相手に持たされている」そんな嫌な予感がする立ち上がりでした。
そうして攻めあぐねていたところ、コーナーキックを直接ゴールに叩き込まれたのが前半33分でした。こうなるともはや試合は讃岐ペース。「先制して逃げ切る」戦術を得意とする讃岐の術中にハマり、相手のディフェンスブロックがさらに強固なものになります。
なかなか打開することが出来ず、前半はそのまま終了。ハーフタイム中表示されたスタッツでは鹿児島のシュートは0本……このままでは苦しい。
後半44分に鈴木翔大選手のヘッドで同点ゴール!
後半に入ると、すぐさま藤本憲明選手がミドルシュートを仕掛けます。あまりミドルのイメージがないのでこれには驚きましたが、あわやゴールという強烈なシュートはポストをわずかに外れました。しかし、前半とは明らかに違う雰囲気……!
そんな藤本選手の想いに呼応するように、後半は鹿児島が一転攻勢に打って出ます。持たされる展開は変わらないものの、交代して入った千布一輝選手を起点に中央から、サイドから攻撃を仕掛けていきます。
それでもなかなかゴールが奪えず。刻一刻と試合終了時間が近付いてきましたが、最後まで戦う姿勢を崩さない鹿児島ユナイテッドFCに歓喜の瞬間が訪れました。
後半44分、千布選手が蹴ったのコーナーキックを、鈴木翔大選手が頭でドンピシャ!堅守を誇る讃岐守備陣から、見事同点ゴールを奪いました!
こうなると試合は一転して鹿児島ペースに。その後もいくつかのチャンスを作るも、あと一歩ゴールには届かず試合はそのまま終了。結果は1-1の引き分けとなりました。
勝ち点3は取れなかったが負けなかったことが大事
勝ち点1を分け合う形となりましたが、終盤戦に差し掛かり、負けなかったことが大事です。
順位は前節から変わらず3位。昇格圏の2位カターレ富山とは勝ち点1差で続きます。しかし、同一の勝ち点のチームが3チーム、さらには9位まで昇格圏と勝ち点3以内と、さらに混沌としてきました。
次節は首位独走中の愛媛FCとアウェイで激突。J3優勝のためには絶対に負けられない戦いです。どんな内容でも、どんな形でもいい。必ず勝ってほしい!
現地に行くことはかないませんが、天文館でパブリックビューイングが開催されるので、そこから念を送りたいと思います。キバレ!ユナイテッド!
余談:鈴木翔大・優磨ブラザーズが揃って同日ゴール!
カマタマーレ讃岐戦でゴールを決めた鈴木翔大選手と言えば、弟に鹿島アントラーズの鈴木優磨選手を持つことで知られていますが、この日は優磨選手もセレッソ大阪戦で決勝ゴールを決めました。
つまり、兄弟そろって同日ゴール!まさに日本が誇るサッカー兄弟ですね。離れて住むおじいさまが大喜びしたそうです。これからも兄弟のゴール量産に期待したいです。