Jリーグの選手名鑑と言えば、「サッカーダイジェスト」もしくは「エル・ゴラッソ」が刊行しているものが一般的。
ですが、両者の違いが分からなかったり、同じ出版社なのに違うものがあったりして、結局どれを買えばいいの？と判断を迷う人も多いことでしょう。
そこで今回は選手名鑑を全部買ってみて、その違いを比べてみました。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
サッカーダイジェスト版選手名鑑
まずはサッカーダイジェストの選手名鑑。赤を基調とした表紙が目印です。
購入特典として付いてくるクリアファイルには、J1からJ3まで、全てのクラブのエンブレムがプリントされています。普段使いしやすいおしゃれなデザインです。
肝心の中身はというと、J1クラブは8ページ、J2クラブは4ページ、J3クラブは2ページの構成。カテゴリーごとに違いがあるのは止むを得ません。
各クラブの基本フォーメーションやマスコットの紹介はもちろんのこと、各選手の顔写真にはサインも添えられていたり、一言メモでは選手の小ネタが知れたりと、選手ごとのパーソナルなデータもとても充実しています。
J1、J2クラブの選手はなんと17項目ものアンケートが（J3クラブの選手は6項目）。これは他紙と比べても圧倒的に多く、「好きなマンガ・アニメ」や「好きなテレビ番組・YouTube」なども。個サポの方にはたまらないデータが多数収録されています。
「過去に対戦して最も衝撃を受けた選手」の項目にも注目。意外なビッグネームがあり、どこで接点があったのか調べてみるのも面白いかもしれません。
一点だけ残念な点を挙げるとすれば、文章が横書きなのに、右開きである点。ページの進行方向に逆行して文字を読み進めていかないといけない為、普段から雑誌や書籍を読み慣れてる方は少しストレスを感じてしまうかも。
全290ページで、サイズは横21cmx縦28.2cm。価格は税込み1200円です。サイズが横14.8cm×縦19.9cmと一回り小さい「ハンディ版」も販売されています。価格は税込み980円。
エル・ゴラッソ版選手名鑑
続いては白を基調とした表紙のエル・ゴラッソ選手名鑑。サッカーダイジェストと大きく違う点は、やはりアプリでも閲覧可能な点でしょう。
雑誌の中にシリアルコードが書かれた紙が封入されており、こちらを入力することでスマホでも選手のデータが確認可能に。わざわざ本を持ち運びしなくても良い点は強みです。
中身については、サッカーダイジェスト同様J1クラブ8ページ、J2クラブ4ページ、J3クラブ2ページの構成。クラブごとの基本フォーメーションやスタジアムの記載等についても大きく違いはありません。
選手個人のパーソナルなデータについては、J1からJ3まで共通して全11項目のアンケートが記載されています。J3の選手についてはサッカーダイジェスト版よりも充実していますね。
選手ごとにキャッチコピーが振られており、選手特徴が覚えやすい点もGOOD。もちろん、一口メモも添えられています。
また、サッカーダイジェスト版と異なる点としては、マスコットの紹介が2ページを使ってまとめて見れたり、審判のデータも収録していたりと、選手以外にもきちんとスポットが当てられている点でしょうか。全体のデータ量としてはサッカーダイジェスト版を上回る印象です。
全304ページで、サイズはサッカーダイジェスト版と同じく横21cmx縦28.2cm。価格は気持ち高めの税込み1280円。ハンディ版も存在しており、サイズは横14.8cm×縦19.9cm、価格は税込み1090円です。
エル・ゴラッソ版プレイヤーズガイド
最後にもう一つ、エル・ゴラッソが発行するプレイヤーズガイドも紹介しておきます。
こちらは何と言ってもサイズの小ささが魅力。横10.5cm×縦14.8cmは他の追随を許さないミニサイズで、ポケットの中にもしまえてしまうレベルです。
その分、選手やクラブの情報は最低限で、J1クラブ6ページ、J2クラブ4ページ、J3クラブ2ページの構成。特にJ3クラブの選手データは若干見づらく感じる方もいると思います。
ただし、小ネタがとても充実しており、J1、J2の選手に関しては思わず笑ってしまうような情報が多数収録。審判のデータも網羅されています。
基本的なデータはすでに頭に入っており、試合会場等でパッと開いてチェックしたい、といった玄人向けの書籍であると感じます。価格は税込み660円です。
個サポはサカダイ、サッカーファンはエルゴラがおすすめ
以上、3種類5冊の選手名鑑を、個人的な主観で紹介しました。
それぞれに大きな違いはないので、どれを購入しても間違いはありませんが、敢えて言うならば選手個人のサポーターはサッカーダイジェスト版、クラブサポーターやサッカーファンはエルゴラッソ版を手に取ることをおすすめします。
選手名鑑を見ることで、よりサッカー観戦が楽しくなることは間違いないでしょう。良きJリーグライフを！
