自己啓発 読書記録

【書評】『思考の整理学』から学ぶ、考える力の身に付け方【感想】

こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。第69回目の更新です。

『思考の整理学』から学ぶ、考える力の身に付け方

本日は外山滋比古さん著『思考の整理学』をご紹介します。

本書は『東大、京大で一番読まれた本』として知られており、時代に関係なく『考える』という事の本質について追及した内容です。

特に日本人はいわゆる『グライダー人間』、すなわち自ら考え、答えを出すことが苦手とされており、外山滋比古さんもこのことを危惧しています。

教えられたことは出来るが、思考力が備わっていないため、知識を元に新しい発想を生み出すことが出来ないのです。

スマホやパソコンなど人間以上に優秀なAIの普及により、人間は考えることをしなくなり、コンピュータに仕事を奪われるという事を外山滋比古さんは30年前にすでに予見していました。

『グライダー人間』とは対照的に教わった基礎的な知識を元に、自ら考え、自ら飛ぶ、エンジンを搭載した飛行機のような人材が重宝されるのです。

本書はこんな方におすすめ

  • 考える力を養いたい
  • 新しいアイディアを生み出したい
  • 効率よく仕事をしたい

思考を整理するため、自分でアイデアを出すためのポイントを本書の中より3つご紹介します。

ポイント

1.解けない問題は寝かせて、時間を置いてから考える

2.考えをメモに書きだす

3.自分とは異なる分野の人と話す

1.解けない問題は寝かせて、時間を置いてから考える

一つ目のポイントは、どうしても解けない問題はいったん寝かせて時間を置いてから考える、という事です。

何か問題を解決しようと考える際、そのことだけをじっくりと考えるだけでは答えは一向にまとまりません。

このようなときは、一晩寝てから考えると難しいと思っていた問題が簡単に解けたりすることがあります。

特に早朝は『朝飯前』という言葉があるように、一日の中で最高の時間であると言われています。

これは朝が、適度に空腹状態で、血糖値も高くなく、一日で最も頭がすっきりしている時間帯であるから、という理由があります。

”見つめる鍋は煮えない”ということわざがありますが、しばらく忘れるくらいがちょうどいい、という事です。

しかし、これをやっていると本当に忘れてアイデアが何処かへ行ってしまいそうな心配ですね。

そこで次のポイントです。

2.考えをメモに書きだす

過去の学校では人間の頭を『倉庫』に見立てる、すなわち知識を詰め込むことが価値とされる教育をしてきましたが、新しいことを考え出すには溜め込んだ知識を活用し、新たなアイディアに変える『工場』にならなければいけません。

考える素材となる情報が必要になりますが、それだけで脳をいっぱいにしていると、スペースがいっぱいになってしまい、素材を加工する余裕がありません。

そこで重要なのが『考えをメモに書き出す』ということ。

覚えることはメモに任せて、頭の中には思考するための場所を確保するべきなのです。

ところが、メモを取ったけれども、後から見返すとあまり大した内容ではなかったと思うこともあるかもしれませんが、その逆に、後から見返したときに大きな発見があることもあります。

このように、メモを取るという行為には、アイディアをフィルタリングして、本当に大切な情報を掬い上げるという効果があります。

3.自分とは異なる分野の人と話す

3つ目のポイントは積極的に外に出て、専門分野が異なる人と触れ合うことがアイディアを生み出すためには重要だ、という事です。

部屋にこもって、机に向かっている人のほうが一見いい論文を書きそうではありますが、実際は外によく出ている人のほうが優れたものを書く、と外山さんは言います。

これは何か一つに事だけを考えていると、思考の自由な発想を妨げてしまい、創造性を失ってしまうためです。

これは私も仕事の中で経験したことがありますが、異業種の方と話すことは良いアイディアを生み出すきっかけになりますし、同業者とは違う視点を持たせてくれ、新鮮な体験が出来ますよね。

関心の中心にある問題よりも、周辺にある問題のほうが実は活発に脳が働くため、中心部にある問題を敢えて周辺に移すことで解決しやすくなる、という事も言えます。

考える力は時代に左右されない、不変の能力である

以上、今回は思考の整理学の中から、アイディアを生み出すための3つのポイントについて解説をしました。

アイディアをいったん寝かせる事や、とにかく書き出す、といったことの重要性は前田裕二さん著『メモの魔力』やジェームス.W.ヤングさん著『アイデアの作り方』でも語られています。

AIの進化に伴い、自分自身の頭で考えることの重要性は高まりつつあります。

学校教育の中で素晴らしい成績を残してきた東大生、京大生だからこそ、この『考える力』の重要性に気付き、本書が支持されているのかもしれませんね。

思考の整理学という本では、30年以上たった今なお通用する普遍的な考え方がつづられています。500円という手頃な価格でこの内容は、読んで確実に損はありません。このブログを読んで興味を持った方はぜひ実際に読んでみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

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