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【書評】究極のリーダーシップを発揮するために必要なこと【感想】

こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。第50回目の更新です。

「リーダーシップ」

部下を持つ会社員の方であれば、誰しもがいつか直面し、思い悩む、自身の課題の一つだと思います。

プロジェクトのリーダーとして、チームのメンバーと大きな成果を出したい!という思いはあるものの、実際には自分が熱くなればなるほど、メンバーとの溝が深くなってしまい、仕事がうまく回らない。対応が後手後手になり、結果としてプロジェクトは失敗。自身のリーダーとしての能力に失望し、メンバーともその後もどこかぎくしゃくした関係が続く。そんな経験はありませんか?

私自身も会社員として。これまでさまざまなプロジェクトに参画したり、時にはリーダーとしてチームをけん引する立場も経験しましたが、成果を出すリーダーと、成果の出せないリーダーには決定的な違いがあります。

今回紹介する本、炎の講演家、鴨頭嘉人さん著「究極のリーダーシップ 最大の成果をあげるための10の極意」ではその決定的な違いについて、マインドとテクニック、両軸で具体的に書かれています。

自分自身の経験と照らし合わせながら、その中でも特に大事だと感じたリーダーシップの極意を3つ紹介します。

 

究極のリーダーシップの極意①部下の価値観を知る

部下は自分のことを知ってほしいんです。

部下は自分のことを受け入れてほしいんです。

「お前はどうしたいんだ?」

上司にそう言われたとき、部下は

「自分のことを知ってほしいです。受け入れてもらいたいです。」

と口にはしないでしょう。その代わりにこう言うんです。

「給料を上げてほしい」「休みがほしい」

部下のモチベーションの源泉はどこにあるのでしょう?

多くの会社員はおそらく、現状の労働に見合った対価を受け取っていないという不満をもって働いているのではないでしょうか。

私自身も同僚から「大変な仕事をしているのだから、もっと給料を上げてほしい!」という愚痴をよく聞きます。

ただ、給料をあげれば従業員満足度が上がる。はたして本当にそうでしょうか?

本書では「社員の不平不満にお金を使っていても、会社は良くならない」と断言されています。

では、どのように部下のモチベーションを上げるのか。その秘訣はずばり「価値観を理解すること」です。

世代別に価値観は異なりますが、今の20代、30代の方は給料以上に「自分の存在価値を認められること」に満足を得ます。

ところが、おそらく上司である方々は「そんなことはもうわかっている」このように思っているのではないでしょうか。わかっているけど、うまくいかない。その原因はたったひとつ。上司が部下のことを本当に理解していないから、そして行動に移せていないからです。

本書には部下の事を知るために鴨頭さんが講義で実施したワークが記載されています。ここでが割愛させていただきますが、このワークを通じて部下を見る目ががらっと変わります。

部下が上司や会社に文句を言うのは、価値観を基にやりどころのない本当の想いを抱えているときです。

上司である自分自身から部下の価値観を理解しようと努力し、寄り添うように受け入れることこそが、強い組織を作るための秘訣と言えるでしょう。

究極のリーダーシップの極意②上司は陰褒めの達人であれ

僕はマクドナルド時代の直属の上司から、部下のモチベーションを劇的にアップして、部下が勝手に成長してしまう、夢のようなマネジメントの極意を教えてもらいました。

それは「陰褒め」です。

上司である方々には、当然ですが業績以外に部下の育成も成果として求められます。ところが、多くの方がマネージャーとして悩んでいることは何でしょうか?という質問に対して、人を育てる事、モチベーションを高める事と回答しています。

部下のモチベーションを劇的にアップして、部下が勝手に成長してしまう、夢のようなマネジメントの極意として、本書では「陰褒め」の重要性が説かれています。

「陰口」の対義語と考えてください。要は、本人のいないところで部下を褒める事です。「陰褒め」は直接本人を褒めるよりも効果があります。

自分の意図していないところで、上司が自分のことを褒めていたことを人から聞いた。自分が部下の立場であれば、上司が見てくれていた、と大変うれしくやる気の向上にも繋がると思います。直接コミュニケーションがとりづらい部下に対しても有用なテクニックであると言えるのではないでしょうか。

家庭内においても有用で、例えば妻のいないところで、子供に「ママの作る料理っておいしいよね!」とか「ママってかわいいよね!」と陰褒めすると、子供には情報が刷り込まれ、料理を食べるようになる、さらに懐くようになるといった効果が表れるのです。

人間の脳には「認知の歪み」を起こす性質があります。

1人の悪口を言っただけで他人からは「この人は悪口を言う人だ」と認知され、一瞬のうちにして信用を無くしてしまいます。陰口はすぐにやめて、陰褒めを実践しましょう。

究極のリーダーシップの極意③聴き力を鍛える

「うちの部下は報・連・相ができない」

と口にする人をよく見かけますが・・・、それは部下ではなくその上司が悪いんです。

「ちゃんと話を聴いているよ」と伝えられていないからです。

「聞く」「聴く」には大きな違いがあります。

「聞く」とは情報として話の内容を理解すること、「聴く」とは感覚を研ぎ澄まして話を受け取ること、と本書では定義しています。

耳を傾けるだけでなく、身体を向ける、大きく頷く、メモを取る、などして相手の話を「聴く」姿勢をとること。これにより部下も、話を聴いてくれていることがわかります。部下に満足感が生まれてこそ、話を聴いた状態と言えるでしょう。

相手の話を引き出すために、自分の答えや解決策が頭に浮かんだとしても、それを即座に口にしてはいけません。一時的な解決にはなるかもしれませんが、部下が本音を語りだし、自分自身で答えにたどり着くように導くことが聴き力の見せどころです。

相手の表情や声のトーンにも注意を払いましょう。人は自分の思いを100%言語化することは出来ません。口ではこう言っているが、本心は違う、というパターンも非常に多いです。相手の繊細な心の変化を読み取るには日ごろからの訓練が必要です。日常のコミュニケーションの中でも相手の話し方に意識を向けて聴くようにしましょう。

経験があり、能力が高い人ほど、実は話を聴けていません。

全身で聴く、最後まで聴く、声にならない声を聴く。

この3つが聴き力を上げ、部下から相談を、大きくプラスの推進力にするためのポイントです。

リーダーシップはどんな時代にも必要な人間力

織田信長、坂本龍馬、西郷隆盛をはじめ、歴史上の偉人は皆、強烈なリーダーシップを発揮してチームをけん引していました。

つまり、今後テクノロジーが発達し、AIが仕事をする時代になっても、リーダーの人間力が現場で働く人を動かします。

リーダーの仕事は部下の心を働かせることです。

その為にもっと部下に関心、興味をもつ。これこそが「究極のリーダーシップ」に必要なマインドと言えるでしょう。

今回紹介した3つの事例以外にも、全部で10項目のリーダーシップの極意が具体例とともに記載されています。

管理職、マネージャー、経営幹部の方は必読とも言えるほど、おススメしたい一冊です。

ぜひ手に取ってみて、自分自身の状況と照らし合わせ、対話するように読んでみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

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