自己啓発 読書記録

【書評】苦しみの手放し方~仏教から学ぶ、苦しまない生き方とは~【感想】

こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。第45回目の更新です。

今回は読書記録として、大愚元勝(たいぐげんしょう)和尚の『苦しみの手放し方』を紹介します。

以前の記事、『学習ツールとしてのYouTube活用法』の中でも紹介した、私のおすすめYouTuberでもある大愚和尚の著書です。

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YouTubeチャンネルでは視聴者から寄せられた悩み相談に対して大愚和尚が仏教の教えを元にアドバイスをする、という内容です。毎回毎回、自分自身のこととも思えるような、とても共感できる悩みに対して、和尚が丁寧に丁寧に回答します。まだご覧になられたことがない方はぜひ見てみてください。

大愚和尚の一問一答

苦しみの手放し方の著者、大愚和尚とは

大愚元勝さんは幼少期、住職になるための英才教育を受けて育ちました。

しかし、厳しい師匠や堅苦しいしきたり、「お寺の子」と噂される重圧に反発して寺を飛び出し、32歳で起業。仏教理念に基づき、社員、お客、売上げに恵まれる仕組みを構築して複数の会社を立ち上げ、38歳の時に再びお寺に戻ることを決意し、現在に至ります。

宗教法人福厳寺の代表役員・住職であり、慈光グループの会長として福厳寺の興隆に尽力しながら、事業家、作家・講演家、セラピスト、空手家などの複数の顔を持ち、我々の僧侶のイメージを覆すような異色の僧侶です。

講演、執筆、WebサイトやYouTubeなどを通じ、仏教に学ぶ「生き方」と「働き方」を、独自の切り口で分かりやすく人々に伝えてる活動を展開。企業講演、学校・研修など多数で、数々の実績を残されています。

僧名「大愚」は、大バカ者=何にもとらわれない自由な境地に達した者の意です。
「何にもとらわれない自由な境地に達した者」である大愚元勝さんは、20代の頃に実家を飛び出し、孤独な状態で闘い続け、様々な経験を重ねてきたことで、自由を手に入れることが出来ました。

『苦しみの手放し方』では、大愚元勝さんご自身の経験と仏教の教えを元に、苦しみを手放す方法が記載されています。

苦しみには共通したパターンがある

本書では大きく『人間関係』『仕事』『お金』『病気と健康』『家族関係』『恋愛、結婚』といった悩みを抱えがちな問題を分類し、それぞれの悩みに対して仏教の教えを元に回答をするという、YouTubeチャンネルの内容がそのまま本になったような内容です。

最初から最後まで根を詰めて読む必要はなく、自分自身が抱えている悩みのカテゴリーだけじっくり読む、といった読み方も大愚和尚は推奨しています。

大愚和尚のチャンネルに寄せられた声として、ほかの人たちの相談に対する和尚からの回答が、そのままぴったりと自分の悩みに対する苦しみの手放し方であったりすることも多いようで、苦しみは自分だけのものではなく、そこに多くの方々に共通するパターンがある、と和尚自身も考えられています。

私自身も本書を読んで、歴史のある仏教の教えに大変感心しましたし、これからの人生をより良いものにするための学びがいくつもありました。

その中から特に私が感銘を受けた内容をいくつか抜粋して紹介します。

人間関係の苦しみ

苦手な人も、嫌いな人も、会いたくない人も、自分を成長させてくれる「人生の師である」

仏教では「真理を学ぶとき、僧侶や宗教者だけを『師』とするのではない。世の中の全ての人たちが、優れた『師』となり得る」と教えています。

誰にでも付き合いにくい人、会いたくない人はいると思います。しかし、その「苦手な人、嫌いな人、会いたくない人」も人生を教えてくれる師匠であり、人間的な成長をもたらしてくれる貴重な存在なのです。

人間関係をこのようにとらえると、たしかに望んではいないが目の前に立ちはだかったとしても受け入れることが出来ます。

出会う人の全てが、自分にとって大切な人生の先生だからこそ、たくさんの人から教えを請い、好き嫌いで人を判別せず、多くの人から出来るだけ教えを受ける姿勢が大切だと思います。

仕事の苦しみ

「書物」の中に、真理はない。真理は「実践」の中にある。

そもそもお釈迦様は、自らの思想を語るだけで教えを書き残してはいません、弟子たちに「記録すること」を禁じていました。

~中略~

お釈迦様が「書き残すこと」を禁じた理由は2つあると考えられています。

ひとつは「焚書」などによる焼失や紛失を避けるため。もうひとつは、文字を拠り所にした習読は「表面的」だからです。

「知識」を得ることは確かに重要です。しかしそれ以上に「実践」することが何より重要であると思います。

このような本を読むだけで分かったつもりにならず、本を読んで学んだことをアウトプットしたり、人と話したり、行動を変えてこそ意味があるのです。

体験による学びは時間がかかります。ですが体験をおろそかにすると大切な「本質」や「真髄」が抜け落ちてしまいます。だから「実践する事」を重んじているのです。

病気と健康の苦しみ

「使命感を持って、毎日を生きる」ことが、健康長寿の秘訣

私がインドで見かけた90歳の老人も、使命感を持って生きていました。この老人は荒れた道路に轍ができるたび、黙って穴を埋め、車輪のあとを消し続けていたのです。

「道を整えるのがあなたの仕事なのですか?」と私が問いかけると、老人は笑いながら「そうじゃないよ」と答えました。

「轍をそのままにしておけば、トラックが転倒するかもしれないだろう?だから、放ってはおけない。お金をもらえるわけじゃないけど、これは、オレにしかできない重要な使命だと思っているんだ」

私自身も「使命感」という言葉がとても好きで、仕事においても家庭においても使命感を最も大切な事として位置付けています。

「使命」とは「命」を「使う」と書きます。「自分にできること」「自分がやるべきこと」を見つけ、それに向かって命を使っていくこと。

使命感をすべての活動の中心に据える事こそが、成果を出し続けるために必要なことだと思います。

仏教から学ぶ、苦しまない生き方

引用を使いながら、本の一部を抜粋して紹介しましたが、この他にも「人生をもっと楽に生きる為の50の知恵」が具体的事例とともに書かれています。

部下を持つ上司やお子様のいらっしゃるお父様、お母様に特におすすめしたい一冊です。

日本人には特に馴染みがあり、歴史の深い仏教であるからこそ、今一度その教えに耳を傾け、自身の生き方、考え方、人間関係の在り方のヒントにしてみてはいかがでしょうか?

ここまでお読みいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

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