資産運用

【資産運用】NISAと積立NISA、どちらを選ぶ?

こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。第33回目の更新です。

資産運用として名前をよく知られるようになった『NISA』と『積立NISA』。コロナウイルスによる経済への打撃が大きく、自身の資産においても増やせるなら増やしておきたい、と導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。

今回はNISAと積立NISAについて、どちらを選べば良いか迷っている人に向けた内容となります。
投資に興味が出てきたけど、どちらがいいか悩んでいる人は多いと思うので、ぜひご覧ください。

NISAと積立NISAの違い

名前は良く聞くけど、そもそもの違いって何なの?という方向けに、まずはNISAと積立NISAについてそれぞれの特徴・違いを見ていきましょう。

まずは大前提として、NISAと積立NISAは同時に運用することが出来ません。どちらか片方を選ぶ必要がありますので、そこを踏まえて見ていきましょう。

運用益が非課税

両方に共通していることですが、NISAと積立NISAはその運用による利益が非課税になります。株式投資の場合、得た利益に対して約20%の税金が課されますが、これが0になるということです。

例えば100万円の利益がでた場合、通常の口座の場合は20万円が税金として徴収されますが、NISA口座の場合はこれが0円となります。これはかなりお得ですよね。

これは政府主導のもと、国民の金融リテラシー向上のためと、小額からでも投資を始めてもらい、資産形成をしてほしいがために作られた制度なので、決して企業や個人主導の怪しい儲け話ではありません。

しいて言うなら、これまでは国が私たちの為に老後に年金を配賦していましたが、今の現役世代、特に若い世代はこれまでと比べると年金受給金額が少なくなるので、その分を自身で補ってもらいたいという意図があるということくらいでしょうか。

運用しているか、していないかで大きく差が出てきますので、しっかり理解しておきましょう。

投資額の違い

次に年間の最大投資額です。NISAは年間最大120万円まで投資できるのに対して、積立NISAは40万円までと三分の一になっています。

積立NISAなら月に換算すれば約3.3万円。このぐらいの額であれば、月々の出費をやり繰りすれば運用資金に回すことが可能かもしれませんね。

また、この年間最大投資額は一度120万円(または40万円)まで株を購入すると、例え購入した株をすべて売却してもその年は追加での購入が出来ない点に注意して下さい。

最低投資額はいずれも投資信託に投資可能なので、100円からでも十分可能です。

運用可能期間

運用期間に関しては、NISAが5年であるのに対して、積立NISAは20年と長期にわたって運用できます。

NISAなら年間120万円を5年分で最大600万円まで、積立NISAなら年間40万円を20年分で最大800万円まで非課税で投資できます。

株式は長期運用になればなるほど損失を出すリスクが小さくなるので、長期投資の方がより安全に運用できると思います。

投資対象

投資対象としては、NISAは各証券会社で扱っている国内外の個別株や投資信託などに投資することができますが、積立NISAは金融庁が厳選した投資信託しか選べないので、自由度はNISAの方が上になります。

その分、おかしな投資信託をつかまされることがないので、投資初心者には失敗の少ないやさしい設計となっていると言えますね。

NISAに向いている人とは?

ここまででNISAと積立NISAの違いを大体把握出来たと思いますので、次はNISAにはどんな人が向いているかを紹介します。

NISAに向いている人はある程度投資の知識と経験がある方だと思います。
というのも、年間最大投資額が120万円とそれなりに大きな金額であることと非課税期間が5年なので、積立NISAと比較すると短期間で確実に利益が出る銘柄を選定する必要があるからです。

株式投資の場合は20年先にリターンを得ることはそこまで難しくないとされているのに対して、短期では株価はランダムウォークだと言われています。

つまり、短期的に株価が上がるかどうかは誰にも分からないということです。
5年という限られた時間でそれなりの金額を確実に利益が取れるように投資をするのは投資初心者には少し難しいのかなと思います。

積立NISAに向いている人とは?

次に積立NISAの場合は、投資初心者からベテランまで広く使いやすい制度だと考えています。というのも、前述のとおり、投資金額が年間最大40万円と月あたり約3.3万円と比較的少額であることと、投資可能期間が20年と長期に渡るからです。
先ほどの述べた通り、株価の動きはランダムウォークですが、20年後であれば過去のデータから見るとほぼプラスになっています。

また投資対象も金融庁が厳選した投信だけになるので、そこまでぼったくりな投信を選んでしまう可能性も低いこともプラスだと思います。

ただし、年間最大投資額が40万円というのは、少し少ないというのがデメリットでもあります。その名の通り長期でコツコツ積み立てたい人に向いていると言えるでしょう。

迷ったときは

以上の説明でどちらにしようか決められたでしょうか。

NISAにするか積立NISAにするかのポイントは次の3点でシンプルに考えてみましょう。

  • 資産形成の目的(資金を使う時期)
  • 年間の投資可能額
  • リスク許容度

■NISAに向いている人
比較的短期で投資余力が十分あり、多少リスクをとってもリターンを得たい人

■積立NISAに向いている人
比較的長期で投資に割ける金額が限られていて極力リスクを取らずに安定したリターンを得たい人

ちなみに私はそもそも投資の売買のセンスはないと思っているので、積立NISAで出来るだけリスクを抑えてリターンを得たいと思い、積立NISAを運用しています。

最後に

NISA、積立NISAどちらにも特徴があるので、自身の投資方針・目的と合わせて選びましょう。

ただ、悩んでいる間がもったいないという方はとりあえず積立NISAを選択すればいいかなと思います。投資方針が固まり、NISAにしたいと思えば、翌年からNISAに切り替えることも可能です。

日々忙しいサラリーマンにこそ、おススメのNISAと積立NISA。ぜひ運用を検討してみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

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ヤマグチヒロタカ/山口弘剛

フリーランスのライター、イラストレーター、ブロガー|2021年4月会社退職|元大手アパレル店長|娘二児のパパ|ライティングやイラストの仕事依頼はお問合せフォームより。

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